チヤミロッド

バルサミノーの作り方①

用意するもの

・バルサ材 今回は3㎜厚。ホームセンターで買えます。
・アルミテープ ホームセンターで買えます。
・針金 太さ0.8㎜
・ラジオペンチ
・カッターナイフ
・カッティングマット
・革ポンチ2㎜、3㎜
錘 釣り具屋でルアー作成用の鉛が売られています。
・リップ用板 「サーキットボード」。釣り具屋でルアー作成用に売られています。
        なければアマゾンで。
・ウレタンフロア 釣り具屋で購入。黄色く変色したものを買わないよう注意!
・プラモ用塗料(色は塗らなくても釣れますが)
・プラモ用クリアトップコート(色を塗らないときは不要)
・瞬間接着剤 アロンアルファプロ用耐衝撃中粘度がおすすめ。
・ビニールテープ 黄、赤、黒 (黄はなくても可)
・サンドペーパー400番
金やすり 画像あり

手順1 バルサ材の切り出し~針金封入

今回は4㎝のスリムな形のミノーを作ります。バルサ材は3㎜厚を使用します。

作りたい形にバルサを切り出します。


切り出したバルサをバルサ材に重ねて、もう一枚同じ形を切り出します。


切り出したバルサ材に合わせ針金を成形し封入します。
針金でアイを作る際は、釘やアイスピック等を使用します。
針金を折り返して釘等に掛け、下部をラジオペンチで押さえると
綺麗にアイの部分が形作られます。

成形した針金


針金の位置を合わせたら、瞬間接着剤を塗布してすぐにもう一枚のバルサ材で
針金を挟むように上から押さえます。
バルサ材は柔らかい為、針金のあたる箇所は自然に凹みますので、
針金を挟んでいても2枚のバルサ材は隙間なく接着できます。

手順2 錘仕込み~成形

ルアーのウェイトを仕込みます。
カッターを使用してルアーの腹側にウェイトを仕込む穴を四角く掘ります。
穴を掘る位置は、腹側のアイのすぐ頭側に掘ると良いです。

ウェイトを仕込む位置によって泳ぎが変わります。私はゆっくり引いても反応よくブリブリ泳ぐミノーが好きなのでやや前目にウェイトを仕込みます。

球形のウェイトを四角く板状に成形します。ウェイトは鉛を使えばペンチで
簡単に成形できます。成形したウェイトはこんな感じです。

ウェイトを仕込んだら瞬間接着剤でウェイトを固定してください。
※ウェイトの位置が少し前目過ぎたかな。

ミノーは背中側の浮力と腹側のウェイト重力でバランスを保っています。このバランスをとるために通常ミノーにはある程度体高が必要になるわけですが、このHPで紹介しているバルサ材を貼り合わせてから腹側に穴を開けて板状に潰したウェイトを仕込むやり方は、簡単なだけでなく最も重心を低くできる方法です。そのため、小さなミノーの形状を本物の小魚のように細身に作ってもバランスを崩さず良く泳ぐミノーに仕上げられる、理にかなった方法です。ウェイトは分散させずなるべく1か所に集中させたほうが動きの良いミノーになります。

カッターで大まかに形を整えてから、400番位のサンドペーパーで形を整えます。
その際、腹側のアイの後ろ側をわずかに絞るように削ると完成した時により本物っぽく仕上がります。


成形が終わったら、柔らかいバルサ材に固さを持たせる為、瞬間接着剤を全体に薄く塗ります。テッィシュ等に瞬間接着剤を出し薄く塗ります。なれれば難しい作業ではありませんが、凸凹になってしまった時はサンドペーパーで均してください。
本当にここから魚っぽいミノーが作れるのかと思うかもしれませんがご安心ください。
ここから小魚っぽくなっていきます。


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